TOKYO DESIGN WEEK 2015に向けて -4-

Shinabelの木工へのこだわり


先日の大理石に続いて、今日は木材についてつづります。
元々、静岡は家具の産地としての歴史は古く、徳川三代将軍家光公が浅間神社を造営した時に、全国各地から漆工や大工、指物師、彫刻師などの職人たちが集められたのが起源です。
その流れを汲んで、漆や指物などをはじめ、木工家具の産地として今に続いています。Shinabelを製造している中山家具も、そんな由緒ある家具の一大産地に三代根付く老舗。

Shinabelは大理石が目立ちますが、確かな木工技術に支えられています。

_MG_5733

木工の道具たち。

例えば、Shinabelシリーズの第一弾で開発されたシェルフ。大理石と木工を組み合わせるというコンセプトの元にデザインされたのですが、その製作は困難を極めました。

shelf_L

第一弾のシェルフ(参考出品)

 

デザインのポイントにもなっている上部左右の木の組み合わせは、「トメ」と呼ばれる技法。45°づつにカットした木材を組み合わせて90°の角を作っています。
これは非常に難しい技術で、ちょっとした角度のズレで組みあげられなくなるものです。

さらに、その木部の周りに大理石を同じように「トメ」で接合させています。
一つの角で4つの部材が45度の角度で接合されているわけです。
これは一見、なんでもないようですが、とても難しい技術。

木材と大理石では強度も性質も違います。
特に木材は生きている材料ですので、時間と共に反りが出てしまいます。それに対して、安定している大理石は形状変化がありません。
一方で加工は木材のほうが寸法を出しやすいですが、大理石を精度を高く加工するには高い技術が必要。

このように、相反する素材を纏め上げるのは至難の業でした。

nakayama

加工が難しい、シェルフの角

様々な試行錯誤の末、プロトタイプとしてシェルフは完成しました。
完成できたのは、中山家具が木材と石材に精通しているからに他なりません。
他社ではできない、一つのカタチでした。

 

今回の小物シリーズも同じ流れを汲んでいます。
例えばトレイのシリーズの角はすべて「トメ」で製作。
細かいところですが、こだわっています。

tray250−4

トレイ250

 

肝心の木材は大理石という力のある素材に対して、それに負けないようにウォールナットを選定。
ウォールナットは高価ですが質感が高く、国内でも落ち着いた風合いで人気です。
仕上げは、その質感を生かすためにオイルフィニッシュ。生の力強さが印象的な仕上げです。

高め合う二つの素材のコンチェルトをお楽しみいただけたら幸いです。

 

 

■東京デザインウィーク プロ展

国内外のプロクリエイターによる個展形式の展示。今年は前期に建築インテリア・プロダクト系、後期はノンジャンルとして、ファッション・テキスタイル・写真・映像・グラフィック・アートなど様々なクリエイティブジャンルで活躍するプロクリエイターが出品。

【前期ジャンル】建築/インテリア/プロダクト
【後期ジャンル】ファッション/テキスタイル/写真/映像/グラフィック/イラスト/メディアアート/クラフト/空間/その他クリエイティブジャンル

【前期】10月24日(土)〜10月28日(水)
【後期】10月30日(金)〜11月3日(火・祝)
※10月29日(木)は終日閉場
【時間】11:00〜21:00(最終日は20:00まで)
【会場】明治神宮外苑絵画館前/下の図のオレンジの12番で展示をしています。

12079917_1627802110580975_1884743441176325166_o

ステーショナリー
シィナベルラインL シィナベルラインM ブックエンド シィナベルスタンド ガジェットスタンド シィナベルウォール
トレイ
ロングトレイ トレイ400+ウッドプレート トレイ250 トレイ150 シィナベルトレイL シィナベルトレイM
グレー
シィナベルトレイ250(グレー) シィナベルラインL(グレー) シィナベルラインM(グレー) シィナベルトレイM(グレー) ブックエンド(グレー)
花器・一輪挿し
一輪挿し フラワースタンド
インテリアオーディオ
インテリアオーディオ      
家具
ダイニングテーブル
Top