プロダクトデザインの進め方その1

こんにちは、プロダクトデザイン担当の石井です。

現在、次の展示会に向けてシィナベルの新商品を考えています。今回は小物だけではなくテーブルを発売する予定です。

そこで、良い機会ですので今回はシィナベルのデザインの進め方を何度かに分けて書いてみます。あまり表には出てこないプロセスなのですが、読んでいただいた方がシィナベルに興味を持っていただけると嬉しいです。

シナベルは二人でデザインしています。

シィナベルは萩原と石井の二人でデザインをしています。かれこれ20年ぐらいの付き合いですので、コミュニケーションに心配はありません。

逆に、話し合いが円滑すぎて、デザインが平均化していったり、初めに決めた軸が優柔不断にブレてしまわないように気を付けています。

二人でデザインしていて良い点は、たくさんあります。

まず、アイデア量や作業の量が単純に2倍になること。これは時間が限られたときにとても助かります。スキル的にも得意分野が違うので、お互い補いあって進めることができます。

それに一方が何かで気持ち的にトーンダウンしても、片方が盛り上げるなどのサポートをして、メンタルのバランスをとることができます。案外、一人でずっとテンションを保ち続けるのは、大変です。

中でも客観的な話し合いができることが最も大きい効果かもしれません。自分のデザインはどうしても贔屓目に見てしまうし、客観的になれないことがありますから、近い位置での客観的な意見は重要です。人にデザインを説明することで、クリアーになることはたくさんあります。

逆に、二人でデザインして困ることは、一つ。報酬が半分になることです(笑)。

1.プロジェクトが決まったら、まずイメージします。

プロジェクトを始めようとしたとき、まず頭の中でいろいろと有象無象のイメージが浮かんできます。考えるというほどではない、湧き上がる自由な発想です。それは品物そのものの形かも知れませんし、進め方自体のときもあります。

例えば、今回のような展示会へ向けての新商品開発というテーマがあったら、漠然とこんなのが欲しいとか、ユーザーはこういうのが求めているとか。スタートは漠然としたイメージです。

そういったイメージは時間を決めて浮かべるのではなく、なんとなくずっと考えています。それこそ、通勤や移動時、ふと空いた時間に頭の隅に常にある感じです。余談ですが、だからデザインというフローを時間で区切って見積もるのはとても難しいのです。ずっとやっていますから。

2.テーマや方向性を言葉で話し合います。

はじめは、二人で軽く雑談を交えて話し合いながら方向性を決めていきます。付き合いが長いだけあって、まずは言葉だけである程度のコンセンサス(合意)は取れます。

ここで大事なのは前向きなイメージを膨らませ、やる気を盛り上げることでしょうか。メンタルはとても大事で、後ろ向きや否定的なイメージに縛られちゃうと仕事がつまらないものになってしまうし、ヤル気が出ません(笑)。モチベーションを上げるためにも、肯定的で成功するイメージをを念頭において話し合っていきます。

3.別々にスケッチを描いた後、検討します。

ある程度話したら、今度は時間を決めて別々にスケッチします。スケッチは、いわゆるサムネイル(親指の爪)スケッチというもので、簡単に特徴がわかるような小さなラフ・スケッチです。大きさは10センチ四方ぐらい。メモや付箋に描くと、整理するときに楽ですね。

1時間ぐらいスケッチをして、一区切りついたら見せ合って話し合います。

お客様にスケッチを見せるときは、それなりに綺麗に描かないといけないのですが、自分たちだけだと簡単なスケッチで雰囲気はつかめるので、サムネイルで検討してしまいます。

単純に綺麗に描く時間がもったいないし、他に検討したいことが山ほどありますので、なるべく絵をきれいに描くことに時間をかけないようにしています。

そういえば、昔は、途中のラフなスケッチを見せるのが恥ずかしかったり、アイデアを隠して後から素晴らしいものを出して驚かせようとかしたりしましたが、今ではなるべく早い段階で見せ合うのがスムーズに仕事を運ぶコツじゃないかと思います。一人で100点まで仕上げて検討するのではなくて、60点ぐらいで検討し始めて最後に120点を出すイメージでしょうか。

そうそう、このスケッチなどの検討でも、仕事の流れの雰囲気を大事にしています。難しい部分やアイデアに詰まることは多々ありますが、ここでもあまり否定的に考えないようにしています。否定的になると、せっかく出てきたアイデアの芽が摘まれてしまうことがあります。特に二人でやっているので、お互いの芽を育てあうようなイメージでしょうか。

もちろん、終盤でアイデアをブラッシュアップして選択して絞っていく時には厳しくジャッジしますが、始めははやる気持ちのままにアイデアを重ねていく感じです。

この、描いては検討、描いては検討というルーチンを何度も繰り返します。

 

 

こんな感じで、デザインを進めていきます。
次回へ続きます。

 

ステーショナリー
シィナベルラインL シィナベルラインM ブックエンド シィナベルスタンド ガジェットスタンド シィナベルウォール
トレイ
ロングトレイ トレイ400+ウッドプレート トレイ250 トレイ150 シィナベルトレイL シィナベルトレイM
グレー
シィナベルトレイ250(グレー) シィナベルラインL(グレー) シィナベルラインM(グレー) ブックエンド(グレー) シィナベルトレイM(グレー)
花器・一輪挿し
一輪挿し フラワースタンド
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